【レポート】研修@21年7月~9月:第2回を開催しました

こんにちは、宮崎太陽銀行の濵砂と申します。

ロジックモデル作成支援オンライン研修に参加させていただいております。

8月27日に2回目の定例研修が開催されましたので、研修の内容等を含めてご報告させていただきます。


今回の研修は、凸と凹「マンスリーサポートプログラム」登録先限定集合研修との合同開催で、その他の参加者も含めて30名超の方が参加されました。

研修プログラムは2部構成となっており、第1部では「日本ファンドレイジング協会」の鴨崎様より社会インパクト・マネジメントについてご講演いただきました。

第2部では、本研修においてロジックモデルを作成している「わくわーく」様と「ワークショップひなたぼっこ」様から、前回研修からこれまでに作成してきた各団体のロジックモデルを発表いただきました。


第1部の講演では、社会的インパクト評価やマネジメントについて、基本となる定義や手法、実例を用いたプロセスをご紹介いただきました。

特に印象に残った点として、ロジックモデルの作成を含めたマネジメントのPDCAを繰り返すことで、事業や活動の効果をスパイラルアップすることができ、社会に対する影響の度合いを高めることができるということが示されました。

また、ロジックモデルは、直面するさまざまな事業や状況に応じて変更が可能であることにも触れられ、大変重要な考え方であると認識いたしました。

一度作成したロジックモデルによって活動が縛られ、理念や本質が見失われるというリスクを想定していなかった私にとっては目からウロコの考え方でした。

内閣府の動きや、SIMI等の活動も紹介され、この分野が社会全体の要請としっかりと紐づいていることを再認識することもできました。


第2部において発表された2団体のロジックモデルは、それぞれの理念やビジョン(本研修では「スーパーゴール」とも言われた)から丁寧にバックキャスティングされた構成となっており、初回と比べて大変理解しやすいものとなっておりました。

また、各団体の特色がロジックモデルの構成にも反映しており、それぞれのスーパーゴールと活動がまさにロジックでつながっているという印象を受けました。

今回の研修を経て、さらなるブラッシュアップのポイントも示され、仕上がりに対する楽しみが増大したところであります。


ロジックモデルを作成すると、事業運営上の現在地の確認や理念との照合ができ、加えて将来への起点に立つことも可能であると、今回の研修から学び得ることができました。

これからの金融機関は、事業者様の理念や本質を理解・共有し、社会貢献に向けた真の伴走支援をすることが求められています。

そういう意味では、この研修がまさに理念や本質に触れる貴重な機会となっておりますので、今後も積極的に参画し、まずは参加団体のみなさまにとってよりよいロジックモデルが作成できるよう尽力していきたいと考えております。

合同会社めぐる:ロジックモデル作成支援オンライン研修

地域金融関係者を対象とした「ロジックモデル作成支援オンライン研修」の取り組みを紹介します。