【レポート】研修@22年6月~8月:第4回を開催しました

カンダまちおこしの清水です。

2022年8月9日(火) 、合同会社めぐる様が主催する「ロジックモデル作成支援オンライン研修」の最終回が開催されました。


まずは恒例のチェックインを行った後、犬猫生活福祉財団様(以下、財団)より、第3回で示されたブラッシュアップポイントをもとに修正されたロジックモデルをご説明いただきました。

今回の研修では、前回議論になったロジックモデル作成の「目的」を踏まえ、社内共有用の確定を目標に最終版としてまとめられていました。

【前回からの主な変更箇所】

・ビジョン・ミッションの確定

・資源のヒトとモノは共通とし、カネを3つのゼロごとに設定

・長期成果(2030年)を3つのゼロに変更(長期→中期、中期→短期)

・3つのゼロごとに「前橋モデル」を設定


前回までの議論やフィードバックの内容が反映されており、この時点でもとてもわかりやすいロジックモデルになっていると感じました。


その後、ロジックモデルをさらにブラッシュアップするための意見交換がなされ、主催者であるめぐるの木村様からアドバイスをいただきました。

研修当初から課題としていた短期成果については、「成果の達成度を確認できる数字を入れるとよりよくなるのではないか。それが難しい場合はアンケートやヒアリング等の実施を記載するといいのではないか」と話されました。

その他にも、どの活動にどの財源が活かされるかを明確化することなど細かい修正点は出たものの、ロジックモデル完成に向けて最後まで議論がなされ、社内共有用としては概ね完成したのではないかと感じました。


最後の30分は研修全体の振り返りを行いました。

「本研修での気づきや学び、感想、印象に残っていること等は?」という質問に対して、各自で考えた内容を発表しました。

財団様の職員の方からは、「財団メンバー間で目標・方針のすり合わせや明確化ができたことで組織力の向上につながった」との発言や、「第三者にフィードバックをいただくことで、客観性が増しました。自分たちだけでは気づけなかったことが多いので、独りよがりなロジックモデルにならなかったのでとても感謝です」とのご意見があり、少しはお役に立てたようでうれしく思いました。


最後にチェックアウトとして「明日から何をしますか?」という質問がなされ、「作り上げたロジックモデルを軸に、しっかりと活動を発展させてまいります!」と強い決意を表明くださいました。


ロジックモデルを事業者様とともに作成することは、事業の本質を考えながら、真の伴走支援を行うことにつながると感じました。

今後、地域の社会課題解決にロジックモデル作成が効果的と思われる案件については、本研修で学んだことを活かして、事業者様の思いに寄り添いながら、作成を支援したいと思います。

合同会社めぐる:ロジックモデル作成支援オンライン研修

地域金融関係者を対象とした「ロジックモデル作成支援オンライン研修」の取り組みを紹介します。